カードゲーム

　若年層を中心に自殺やら殺人やらの気の違った話題が飛び交う世情に春を感じつつ、そんな闇を掘り返す気分でもないので書く話題もないっていう。日本はまだまだ平和。

民主・馬淵氏「消費増税を5％に戻します！」

来年4月に10％に引き上げられる消費税。しかし馬淵議員は今月1日、自身のブログでこれに待ったをかけ、「消費増税を5％に戻します！」という政策をぶち上げた。（女性自身）

　馬淵氏は、2011年の民主党代表選挙で消費税増税反対を掲げて出馬しているから、一貫した主張だね。
　けれども国政に影響を与えない参院選で、このカードは意味を成さない。野田佳彦氏が総理時代に増税を断行した手前、夏で議席を追われそうな維新が懇願しても、ミンス党として選挙公約には掲げないだろうなー。衆参同時選挙とか、生活の党と手を組むとかになれば、その芽はあるかもね。

民主と維新の議員が石破茂に辞任要求「読み間違いする大臣は今すぐ辞めるべき」

石破地方創生担当相が１５日、国会で法案の提案理由を説明する際、去年成立した法律の提案理由を誤って読み上げた問題をめぐり、野党からは石破地方創生相の辞任を求める声が相次いだ。 　維新の党・寺田議員「大臣、法案の内容、理解していらっしゃいますか。私はすぐに大臣を辞めるべきだと思いますよ」 　（中略）民主党の安住国対委員長代理も会見で「政治家として致命的なことをやった」と述べ、石破地方創生相の辞任を求めている。（日本テレビ）

　そんな民新党の選挙対策はコレらしい。

アルゼンチン沿岸警備隊が違法操業の中国漁船を撃沈。中国外務省が強い懸念。

１５日のＡＰ通信などによると、南米アルゼンチン沖の南大西洋で、同国の沿岸警備隊が排他的経済水域（ＥＥＺ）内で違法操業中の中国船とみられる大型漁船を発見した。同船は停船命令に従わず、抵抗するなどしたため、沿岸警備隊は警告の上で発砲、漁船は沈没した。

　ﾋｬｯﾊｰ!
　「アルゼンチンＧＪ！」「これが本来あるべき対処」──とまあネットでは拍手喝采のアルゼンチン。実は去年までは親中だったんだよね。
　元来アルゼンチンは西側諸国とあまり仲がよろしくなく、2001年にデフォルト後はフェルナンデス前大統領の下、昨年まで反欧米親中路線だった。英国との遺恨「フォークランド紛争」について、中国はアルゼンチンを支持し、見返り的にアルゼンチンは外相会談で中国の戦闘機購入を臭わせたりもしてる。つまり、南米と蜜月関係を結ぼうとする中華覇権シナリオで重要なパートナーだったと言っていい。
　それが昨年の選挙でマクリ現大統領に代わってから欧米協調路線に舵切り。AIIBで英国と急接近した中国の態度を見限ったのか、失速する中国経済を見限ったのか、いずれにしても南米に於ける中国の野望は半歩後退した感じで、この事件は実に象徴的。
　まあこれを外交カードに使う気なのかもだけど、中国の影響力減退は喜ぶべき事ではあるので、どっかの蝙蝠国家のようにピエロにならないよう願ってやまない。

香山リカ女史、BPOを退任

　ﾋｬｯﾊｰ！
　まあただの任期満了だけれど、他人を誹謗中傷した上に嘘と悪態を付いて虎ノ門ニュース！から逃亡、反ヘイトを標榜しつつFuckサインで反政府デモに臨むその偏向姿勢が、BPO・放送倫理検証委員会に相応しいとは到底思えない。
　NHKと民放が自分たちを律するために立ち上げた組織がこんなの飼ってたら、そりゃ高市早苗総務大臣の偏向報道メディアへの停波言及に反対する根拠も危ぶまれちゃうものね。切るべきカードを切った、と。
　同時に、放送人権委員会の林香里・東京大大学院情報学環教授と青少年委員会の川端裕人氏も退任。林女史は、朝日新聞第三者委員会で「吉田証言は、日本のイメージに悪影響を与えていない」と報告を揚げた人。マスコミの代弁者にして公正中立をタテマエとするBPO的には、威勢のいい事ばかりいってられない模様。