日々物忘れ。

備忘録的ななにか。

役不足と嗤う方の役者が不足してたでござるの巻

 はすみとしこさんがまたまたはっちゃけたと聞いてサイトを見に行くと、ずっと粘着質にアンチを頑張っている久保田直己氏の事が気になり始めた。すぐ飽きた。
 特段主張のない壊れたスピーカーに用はないので更にリンクをたどると、『LITERA』っていうブサヨ系サイト(株式会社サイゾー 代表:揖斐憲)に到着。左に特化した週刊誌風味のサイトで、当然ソレ系の記事が並ぶ。人気記事ランキングを見れば、

 1 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
 2 自民党NHK受信料義務化の狙いは?
 3 義家弘介副大臣の危険なネトウヨ思想

 真のブサヨはこういうのを信じたいんだなーという生態が見れて面白い。 ブサヨを自認するわたしもこういうのを参考にして、もっともっとおかしなブサヨになるべく精進するのだ。読まないけど。

 はてさて、はすみさん関連の最新記事はコレに触発された松岡瑛理氏が著した「難民の少女を揶揄するイラストで世界中から非難を浴びた漫画家が今度は「在日」攻撃イラスト投稿! 根底にあるヘイトとデマ体質」。冒頭に「change.org」とかいう団体が改変したイラストが載っていて、当事者間の話し合いにより公式には見れなくなったはすみさんの問題提起を、図らずも宣伝してくれているのが心にくい。
 松岡氏の「胸がむせ返るほどの悪意に満ちた文面」との宣言に、さぞかし感情的に書いた記事なのだろうと先入観念を持たされながら、斜め読み。
 まずは在日特権の否定のさわり。件のイラストのキャプションに「胸元を強調した帰化女性のイラスト」。何故「胸元を強調した」んだ、松岡氏。
 偽装難民イラストでは、日本では偽装難民が生まれづらい経緯を説く。これは正しい。国連要請を蹴るほど、日本は難民認定が厳しい。ただ引用されたはすみさんの「偽難民について皆さんが考えるきっかけをつくりたかった」は、広く反響を呼んだシリア難民についてのもので、このイラストについては「まぁ中にはこういう人もいるよねってハナシ」が正しい。多分「その国で生きるためには帰化した方が有利だから」という合理的中華移民思想の代弁者・張景子女史のような人を揶揄したものだろう。ミスディレクションでなければ、松岡氏は激情のあまり情報の出所を間違えちゃったんだね。
 話は「帰化制度の厳しさを知らないデタラメ「偽装日本人」批判」に進む。帰化申請で問われる国への忠誠心に基づけば「日本に尽くす気はない」輩は帰化できるはずがないんだそうだ。先の張景子女史は、帰化は「便宜主義でいい」とのたまい反日頑張ってるようですけれどそれは。。。さておき、松岡氏は筆致鋭く、帰化請求をする側が非難されるのは筋違い、帰化して無くても参政権は当然、と気炎を上げる。イラストは“帰化した人”の揶揄で、帰化申請とか在日参政権とかいう話はどっから出てきたんだろう? ミスディレクションでなければ(略)
 話は佳境、生活保護のデマに迫る。
 ・松岡氏「大原則として生活保護人種や信条、社会的身分等を問わず「現在の困窮状態に着目して保護を行う」無差別平等の原理を基本とする。
 ・生活保護法第1条「この法律は、日本国憲法第二十五条 に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。(無差別平等)
 いきなり大きく食い違いを見せる松岡氏の見解と法律。更に話はナマポを巡る在日特権へと飛躍し、「そんなものは無い」には着地せず、「ネトウヨのバッシングは肥大する一方」と、なんとなくレイシズムに戻ってきた感を臭わせたところで、「だからネトウヨを駆逐せよ」という原点回帰を果たす。ナマポや在日特権とはまったく無縁のはすみさんのイラストの話はどこいった。
 松岡氏は感情的になりすぎて。。。いやこれはウソ。特段主張のないネトウヨバッシングに躍起になりすぎて、旬のはすみさんを殉教者に仕立て損ねたんじゃない?というのが小並感。

 ぶっちゃけ、はすみさん全然関係無いよねw